Facebook創設者マーク・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)
ユーザー数がおよそ6億人で、毎月5%と驚異的なスピードで成長し続けるFacebook。この巨大なソーシャルネットワークを作りだしたのは、当時米ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)だ。
マーク・ザッカーバーグは、1984年生まれ、New York郊外に位置するDobbs Ferryいう町で育った。
若くして驚くべき成功を手に入れた彼が、第2のビル・ゲイツとも呼ばれている。
マーク・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)とは
世界中で最もよく利用されているSNSとて知られている「Facebook」が誕生したのは、2004年。
その前年、米ハーバード大学のコンピューターを専攻する2年生だったマーク・ザッカーバーグは、カークランド寮の部屋の共用室に、大きなホワイトボードを持ち込んだ。
そこで彼は、そこに式や記号を書き込みながら、1週間で「コースマッチ」というプログラムを完成させた。それは、ある講義をどの学生が使っているのか、あるいは、ある学生がどの講義を取っているのかということがすぐに分かるというものだった。
プログラムを作りながら、彼は「ネットワークを使って人を結びつけていく方法は、いろいろある」ということに気づいたという。
ザッカーバーグが次に作り出したのは、「フェイスマッシュ」というサービスだった。
これは、キャンパス内で誰が一番「ホット」な人間かを決めるというもので、ザッカーバーグが某女子学生に対して腹をたて、うさ晴らしに作成したという。この中で使われている写真は、いずれもハーバードの各寮が用意した公式の「フェイスブック」からのものだった。つまりザッカーバーグは、寮のWebサイトから直接各生徒の写真を取り出して、このプログラムに使用したのだ。
これはあまり褒められた行動ではなく、ハーバード大学最大の学生紙「ハーバード・クリムゾン」は彼を名指しで非難し、大学からは倫理規定違反やコンピューターセキュリティの侵害などの罪状で告発され、彼は厳しい処罰を受けることになったのである。
しかしこの事件は、図らずもザッカーバーグのある能力を証明することになった。
その能力とは、ザッカーバーグが開発するプログラムには途方もない魅力があるということである。
いかにメディア
や大学が彼を非難しても、フェイスマッシュユーザーの拡大を止めることはできなかった。
ひとたびこのサービスを使い始めたユーザーは、みなこれを「面白い」と思い、口コミで人気を広げていったのである。
一方、ハーバード大学は当時、大きな課題を抱えていた。寮の「フェイスブック」を電子化してほしいという学生たちからの要望に対し、なんとかこれを失現したいとは思いつつも、情報に関して法的なトラブルが起きることを懸念して、なかなか着手できなかった。
このときザッカーバーグは、「学生が自発的に自分の情報をアップロードする仕組みにすれば、トラブルは避けられる」と思いついた。これが、Facebookが生まれる大きなきっかけになったのだ。
人と人をネットワークで結びつけていく魅力に取り付かれたザッカーバーグ。
彼の揺るぎなきビジョンは、「Facebookで肚界をもっとオープンな場所にする!」ということ。MicrosoftやYahoo!はFacebookを買収しようと画策したが、ザッカーバーグはついに首を縦には振らなかった。
それは、彼にとってお金より魅力のあるものがFacebookの中にあると知っていたからだ。
そしてFacebookは、今もなおザッカーバーグの野望を実現するために進化し続けている。
映画「ソーシャル・ネットワーク」
映画を観た方なら既にわかると思うが、映画「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグは嫌な奴"といったイメージで描かれている。
ちなみに、映画のキャッチコピーは「天才、裏切り者、危ない奴、億万長者」だがどちらかと言えば"嫌な奴"といったイメージで描かれている。
映画の原作とされる「The Accidental Billionaires」(Ben Mezrich著)は、共同創業者の1人で、Zuckerberg氏を提訴したEduardo Saverin氏への取材を元に書かれたものだ。
そのため、映画もSaverin氏寄りの視点で解釈されて描かれたのではないかと感じさせる。もちろん、こうした登場人物のキャラクター設定が作品を盛り上げ、面白くさせているのは確かだが、映画だけを観て"性悪男"のレッテルを貼ってしまうのはちょっとアンフェアな気がする。

